まるで「マリアナ海溝」!?・・・中国と世界最先端の「技術力」に大きな差=中国メディア 

 中国メディアの中国電池網は9日、「小型の電気自動車という高い技術力が要求されない自動車においても、基幹技術がなく、他国の制限を受けているのが中国の技術の現状だ」と論じる記事を掲載した。  記事はまず「30年以上も前の話」として、中国の改革開放を推し進めたトウ小平氏が日本で新幹線に乗車したエピソードを紹介。「飛ぶように走る新幹線に乗ったトウ小平氏や中国共産党幹部の驚きは想像に難くない」としたうえで、トウ小平氏が「中国の技術力は世界最先端の技術と40年の差がある」と述べたと紹介した。  さらに、トウ小平氏が日本を訪れて新幹線に乗った1978年からすでに37年が経過していることを指摘しつつも、「現代における中国の技術力は今なお世界最先端とは大きな差がある」とし、その差は世界でもっとも深い海溝である「マリアナ海溝」のように底が見えないほど深く、その差を前に「もはや無力さを感じるほど」だと論じた。  続けて、中国では多くの産業において「基幹技術を持たないために困難に直面する」状況にあるとし、小型の電気自動車という高い技術力が要求されない分野においても「バッテリー、モーター、電気制御」について、独自の基幹技術がほとんどないのが現状と指摘。  さらに、工業デザインにおいてもオリジナリティがないとし、中国で生産されている小型電気自動車の多くが同じような外観であり、「デザインもブランドもない」と指摘。中国には一流の工業デザイナーもいないため、模倣ばかりだと苦言を呈した。また、バッテリーやモーターといった基幹部品においては技術力の差から国外ブランドを採用せざるを得ないとし、小型の電気自動車という産業全体において「中国企業は無力だ」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は中国電池網の9日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの中国電池網は9日、「小型の電気自動車という高い技術力が要求されない自動車においても、基幹技術がなく、他国の制限を受けているのが中国の技術の現状だ」と論じる記事を掲載した。(写真は中国電池網の9日付報道の画面キャプチャ)
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2015-02-13 09:15