中国の高速鉄道 「市場のリーダーになった!」=中国メディア

中国メディアの央広網は10日、中国高速鉄道は2004年から技術の導入・消化を含め、イノベーションの道を歩み始め、わずか10年間で中国全土に高速鉄道網を構築することに成功したとし、「追随者から市場のリーダーに上り詰めた」と主張した。
記事は、新幹線の総延長距離が約2300キロメートル、平均時速は243キロメートルだと紹介する一方、「日本は2300キロメートルに到達するまで約50年間もかかった」と指摘。さらに、フランスは約40年間で1900キロメートル、ドイツは20年間で1600キロメートルだと指摘し、「中国高速鉄道は後発でありながらほかのどの国よりも発展の速度が速い」と胸を張った。
さらに、14年には李克強首相が世界各地で中国高速鉄道の売り込みを行い、中国の鉄道車両製造大手である中国南車と中国北車の輸出契約額はそれぞれ30億米ドル(約3574億円)を超え、前年比60%増と大きな伸びを示したと紹介。
さらに、中国南車は南アフリカやアルゼンチン、イラク、マレーシア、シンガポールなどへの車両輸出に成功したとしたほか、中国北車も輸出台数で過去最高に達したうえ、米国・ボストン市の地下鉄プロジェクト受注によって初の米国進出を果たしたと伝えた。
続けて記事は、中国高速鉄道は「わずか10年間で市場の追随者からリーダーへと役割が変わった」と主張し、15年も高速鉄道の海外進出の歩みは加速するに違いないと主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの央広網は10日、わずか10年間で中国全土に高速鉄道網を構築することに成功したとし、「追随者から市場のリーダーに上り詰めた」と主張した。(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
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2015-02-13 09:30