サムスン、中国を「主戦場」に・・・さらなる「現地化」の方針=中国メディア

中国メディアの南方日報は12日、韓国のサムスン電子が「中国を主戦場とすべく、反転攻勢に出る」と伝え、中国市場でさらなる「現地化」を進める方針だと報じた。
記事は、世界最大のスマホメーカーであるサムスンはかつて、中国スマホ市場で圧倒的なシェアを有し、市場のリーダーだったとしつつも、2014年の1年間でサムスンのスマホ事業をめぐる環境が大きく変化し、14年第4四半期にはスマホ事業の利益は前年同期比64%も減少したと指摘した。
続けて、2月10日にサムスンの中国法人が香港でフォーラムを開催し、スマホやタブレット、ノートパソコンのほか、さまざまなウエアラブルデバイスを発表したことを紹介。
特にGALAXY Note Edgeをはじめ、斬新なデザインの製品が複数発表されたことを紹介し、「アップルと中国スマホメーカーに挟み撃ちに遭っている現状を脱却するうえで重要な意味を持つ製品になる」と論じた。
また、サムスンが中国市場でさらなる「現地化」を進める方針であることを伝え、すべての製品を取り扱う専門店の開設など販売チャネルの開拓を通じて新しい市場の開拓を進め、都市化がもたらす新しい需要を取り込む方針だと紹介した。
さらに記事は、サムスンが開催したフォーラムではスマホだけでなく、テレビのほか冷蔵庫、洗濯機、空気清浄機、ロボット掃除機など10品目以上の製品、約100種の新製品が発表されたことを紹介。サムスンの朴載淳(パク・ジェスン)中国総括副社長が「サムスンは現地化と販売チャネルの完備を行い、中国市場で改めて飛躍する考え」と述べたことを伝えた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの南方日報は12日、韓国のサムスン電子が中国市場でさらなる「現地化」を進める方針だと報じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-02-13 14:15