日経平均終値は66円安と反落、外部環境改善も円高が重し

 13日の日経平均株価は、前日比66円36銭安の1万7913円36銭と反落。朝方は円高や前日からの反動もあって下落して取引を開始した。ただ、ウクライナの停戦合意など外部環境は改善しつつあることから下値は限定的となった。後場に入ると、低調な5年物国債入札を受けて債券先物が下落し、それに起因する円上昇に合せて日経平均は下げ幅を拡大した。その後は下げ渋る場面も見られたものの、新たな手掛かり材料に乏しく、米国の3連休前ということもあって方向感なく推移した。  個別では、14年12月期は黒字転換も営業益が計画やや下ブレとなったKLab <3656> や、第1四半期は大幅減益の予想を示したネクソン <3659> などが下落。国内証券が投資判断を引き下げた横河電機 <6841> や、15年12月期の利益予想が市場予想を下回ったサッポロホールディングス <2501> も売られた。  一方、前期の営業利益8割増にくわえて自社株買いを発表したマブチモーター <6592> や、エイチ・ツー・オー リテイリング <8242> による子会社化の検討が明らかになった梅の花 <7604> などが上昇。金利上昇に合せて買いが続いている三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> も買われた。  業種別では、電気・ガス、空運、ガラス土石製品などが下落。一方、不動産、その他金融、証券などは上昇した。(編集担当:松浦直角)
13日の日経平均株価は、前日比66円36銭安の1万7913円36銭と反落。
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2015-02-13 15:00