ファナックが高値更新、3Q決算や米投資家の自社株買い提案を材料視

 ファナック <6954> が反発。午前9時46分に990円高(4.57%高)の2万2640円まで買われ、12日の高値を更新した。  1月28日に発表した15年3月期第3四半期(累計)の業績は、売上高が5264億600万円(前年同期比60.9%増)と大幅増収。純利益は1494億5300万円(同93.9%増)と、同期としては3期ぶりに過去最高に達した。通期業績は従来予想を据え置き。  16日朝方に、壬生工場建設と研究所拡張に関する投資についても発表した。壬生工場建設は、主力のCNC、サーボモータ、サーボアンプなどの生産能力増強が目的。16年4月の完成を目指し、約1000億円を投じる。研究所拡張の投資額は約300億円で、同年5月に完了する予定。  同社株式を取得したとされる米投資ファンド「サード・ポイント」が、ファナックに対して自社株買いの提案をしたことも注目を集めている。(編集担当:松浦直角)
ファナックが反発。
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2015-02-16 09:45