【月足チャート診断】日経平均は『二段上げ』の途中、2~3月にも1万7000円の可能性も
日経平均の月足チャートは、『二段上げ』の展開となっている。即ち、2012年10月の8488円(場中値)をボトムとして、昨年5月の1万5942円までが『一段上げ』で、昨年12月に5月の高値を抜いたことで『二段上げ』に入ったといえる。
ただ、24ヶ月線との関係でみると、2012年秋から2013年5月まで一気に上昇となったような展開は難しそうである。一段上げが、『急騰型』だったのに対比すると二段上げは『ジリ高型』といえるだろう。とくに、2012年11月に24ヶ月線を抜いて買い転換した日経平均は、昨年5月時点での乖離率が40%強の水準まで拡大し過熱感が顕著となった。その後、乖離率は30%台まで縮小したものの、足元(12月月足)では、再び40%を超えるところまで拡大している。
このため、1月の日経平均は上値が重く、24日には1万5200円台へ調整となっている。今後も下値の不安はないものの、上値に対しても重い展開が予想され下値を切り上げる展開だろう。
下値不安がないと見られるのは、日経平均ベースの1株利益が直近23日時点で995円と向上しているためである。これから第3四半期決算が発表となり、任天堂の減額修正のような業績悪が出なければ、予想1株利益は1000円に乗せてくる可能性もあるだろう。
仮に、日経平均予想1株利益が1000円に乗せ、特区構想の公表、法人税引下げ、新都知事決定でオリンピック準備本格化などが揃えば、日経平均は24ヶ月に対し40%乖離を突破して50%ていどまで拡大する可能性はあるだろう。
そうなれば、4月消費税引上げ前の2~3月に日経平均は1万7000円ていどを目指す可能性もあるだろう。足元での調整場面は狙い場とみてよいだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
日経平均の月足チャートは、『二段上げ』の展開となっている。即ち、2012年10月の8488円(場中値)をボトムとして、昨年5月の1万5942円までが『一段上げ』で、昨年12月に5月の高値を抜いたことで『二段上げ』に入ったといえる。
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2014-01-25 16:15