大幸薬品、西アフリカのギニア、リベリアにウイルス除去製品「クレベリン」を無償提供

大幸薬品は、エボラ出血熱の感染予防対策が急務とされる西アフリカのギニア共和国とリベリア共和国に、ウイルス除去製品「クレベリン スプレー」、「クレベリン ゲル」の無償提供を行うことを決定し、2015年2月13日に提供品を横浜港から送り出した。現地には4月12日頃に到着する予定で、ギニアでは国立エボラ対策センターを通じ、また、リベリアでは現地の外務省を通じて現地の医療機関に配布され医療施設の衛生対策として使用される。写真は大幸薬品 ウイルス除去製品「クレベリン」。
今回の製品提供は、日本国外務省を介し、ギニア共和国のセンクン・シラ駐日大使、リベリア共和国のヤンゴー・セベリー・テレウォダ駐日大使の要請に応える形で実現したもの。大幸薬品がこれまで行った二酸化塩素(ガスやガス溶存液)を用いた種々のウイルスや菌に対する検証と、その結果を基にした42件の特許や26件の発表論文が評価され、両国内の衛生対策の更なる手立ての一つとして期待できると両国から判断されたという。
提供品は、ギニアには「クレベリン スプレー(300ml)」と「クレベリン ゲル(150g)」を各5800個。リベリアには「クレベリン スプレー(300ml)」と「クレベリン ゲル(60g)」を各2400個。合計1万6400個を提供することとなり、同社が実施する海外支援として過去最高の支援になる。
「クレベリン スプレー」は、ウイルスや菌が付着していると思われる場所に、二酸化塩素の液剤をスプレーして使用。衛生対策として、主に医療機関のドアノブやトイレ、防護服などウイルスが付着しているところのウイルス除去に使われる予定。
「クレベリン ゲル」は、二酸化塩素がボトルから放出され、空間中に漂うウイルスや菌を除去する置き型の製品。衛生対策として、主に医療機関のトイレや診察室・病室などのウイルスや菌の除去に使われる。
今回の支援物資提供は大幸薬品としてエボラ関連で初めての支援活動になる。同社では「両国の深刻な問題が一日も早く収束するよう、今後も支援を行ってまいります」としている。(編集等:風間浩)
大幸薬品は、エボラ出血熱の感染予防対策が急務とされる西アフリカのギニア共和国とリベリア共和国に、ウイルス除去製品「クレベリン スプレー」、「クレベリン ゲル」の無償提供を行う。
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2015-02-17 14:00