日経平均は17円安で取引終了、材料難で方向感欠く

 17日の日経平均株価は前日比17円68銭安の1万7987円09銭と反落して取引を終えた。一方、TOPIXは続伸し、連日で昨年来高値を更新した。  ユーロ圏財務相会合でギリシャ支援の協議が物別れに終わったことが重しにもなり、利益確定売りが先行。国内の企業決算はほぼ出尽くし、米国市場も休場で手掛かり材料が乏しいなか、マイナス圏で方向感の乏しい展開となった。  個別では、1月度の増収率鈍化が嫌気されたファンコミュニケーションズ <2461> が売りに押された。スカイマーク <9204> の支援検討と伝わったオリックス <8591> もさえない。15年12月期で赤字を見込んだセルシード <7776> も下落した。  半面、国内証券による強気のリポートが観測された大幸薬品 <4574> 、大株主である投資ファンド運営会社エフィッシモによる買い増しの思惑が台頭したヤマダ電機 <9831> などは堅調。合併が報じられたコープケミカル <4003> 、片倉チッカリン <4031> は急騰後に売買停止となった。(編集担当:宮川子平)
17日の日経平均株価は前日比17円68銭安の1万7987円09銭と反落して取引を終えた。
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2015-02-17 15:00