【相場展望】波乱のスタートだが、割安水準に到達、相場反転を模索する週に

(1月27~31日)   戻りトライを想定していた1月第4週の相場は一転、波乱の展開に見舞われた。特に週末24日は、日経平均が前日比304円安と急落、昨年12月17日の1万5278円以来の安い水準に売り込まれた。と思ったら、24日のNYダウが、前日比318ドルの大幅安となり、CMEの日経平均先物も1万4945円と、1万5000円を下回るさらなる波乱を強いられた。   チャート的には2段下げ入りとなり、市場のあちこちから悲観論が噴出しそうな状況だ。新興国を中心とした世界景気の先行き不透明感が強まるとともに、為替市場で円高が進んだ影響加わり、投資家のリスク回避姿勢が強まってきているようだ。   第5週は波乱の幕開けとなるが、週を通じては底打ち反転相場への手掛かりを掴むことになりそう。今回の下げ要因として指摘されている新興国経済への不安は、既に昨年から言われ続けてきたこと。従って、新興国経済云々は、下げを説明する材料として持ち出されてきた感が強い。   24日現在で日経平均のPERは15.4倍。急落のCMEベースではさらに数値が下がるので、明らかに割安水準に届いた。大納会へかけての突然の急騰部分がはげ落ち、相場は改めて業績相場へのスタートを切れるポジションに戻った。業績発表をにらみながら、強さを取り戻していく相場を想定している。(日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
戻りトライを想定していた1月第4週の相場は一転、波乱の展開に見舞われた。特に週末24日は、日経平均が前日比304円安と急落、昨年12月17日の1万5278円以来の安い水準に売り込まれた。
2014-01-26 17:00