日経平均は116円高スタート、米株高や円の弱含みで

 18日の日経平均株価は前日比116円89銭高の1万8103円98銭で寄り付いた。ギリシャがEU(欧州連合)に対して融資の延長を求める姿勢を示したと一部で報じられて事態進展が期待され、前日の米国株が切り返しの動きをみせたことから、日本市場でも買いが優勢となった。円の弱含みも支援材料。日経平均は上げ幅を130円超に拡大する場面もみられた。  個別では、15年12月期の増配計画が好感されたブリヂストン <5108> が買われている。自社株買いを発表したセイノーホールディングス <9076> や、純利益・配当予想を上方修正したハードオフコーポレーション <2674> も上昇している。人気スマホゲームのアンドロイド版の配信時期を明らかにしたブロッコリー <2706> も物色されている。  半面、経営統合を正式発表した片倉チッカリン <4031> は売りが先行し、コープケミカル <4003> は売り気配スタート。公募増資などを発表したJパワー <9513> も売り注文が殺到した。国内証券による投資判断の引き下げが観測された小林製薬 <4967> や平和 <6412> もさえない。(編集担当:宮川子平)
18日の日経平均株価は前日比116円89銭高の1万8103円98銭で寄り付いた。
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2015-02-18 09:15