中国人の「日本人のオジサン評」で真摯に受け止めるべき課題点

 日中関係の諸々の取り沙汰はありますが、基本的に中国人は日本人(日本そのもの)に対しては極めて好意的でリスペクトの意識を抱いてくれています。  筆者も数多くの中国人と接してきましたが、基本的には日本人が欧米人に対して抱く「それ」に似たような感覚で我ら日本人を見てくれているのは間違いがなさそうです。  ですが、「日本人(とくに日本人のオジサン)のココは残念!」という意識を持っている事も事実。今回はその中でも特に筆者が耳にして「なるほど」と思った点を1点ご紹介したいと思います。 ■ココが残念ダヨ日本人! 「40代以上オジサンの洋服の着こなしは残念過ぎる」  日本人から見て欧米人は、それがオジサンであっても基本的には「ジェントルマン」に見えますね。実際に欧米の国に行ってみればダサいオジサンは沢山いるのですが、日本に住んでいる欧米人は基本的には日本人が抱く欧米人像とマッチしてます。  ですが、駐在等で中国で暮らしている日本人のオジサンを見てみると……。確かにご指摘の通りです。普段着は残念過ぎるし、パリっと仕事モードのスーツにしても、どうにも……イマイチ、イマニを通り過ぎて「イマサン」といったところでしょうか。  そんなオジサンが北京や上海、広州の街をわがもの顔で闊歩しているのは、あまり美しい姿とは言えません。  明らかに「昭和のスタイル」のファッションで、鼻の下を伸ばして「明らかに水商売の女性」と思しき中国人女性を連れて歩いている様は、確かにリスペクトに値するものとは遠くかけ離れているのは事実です。  せっかく憧れを抱いてくれている日本の良いイメージは、なるべくなら壊さないようにしたいものですね。 ■「酔っぱらいは基本的に嫌悪」が中国人の基本発想  そのダサいスーツ姿のオジサンが酔いつぶれてしまっていたりすると、中国人は「蔑視」とでも言うべき厳しい見方をする事は知っておいて損はないと思います。  日本であれば、時々酔いつぶれてしまう事があっても、「何か嫌な事があったんだろう」、「たまには鬱憤(うっぷん)を晴らさないとね」と温かい目線で見守ってくれますが、中国人は違います。 「酒に飲まれる奴は何をやってもダメな奴」  これが中国人の酒に対する見方の基本ですので、酒に酔うこと自体をあまり好意的捉えない中国人が多いということは知っておくようにしましょう。 「酔っ払っている日本人を見ると残念」 「酔いつぶれている日本人を見ると軽蔑対象」  肝に命じておいて損はない彼らの本音です。我ら同胞は「常に見られている」という意識は忘れないようにした方が良さそうですね。(執筆者:高橋 亮 提供:中国ビジネスヘッドライン)
日中関係の諸々の取り沙汰はありますが、基本的に中国人は日本人(日本そのもの)に対しては極めて好意的でリスペクトの意識を抱いてくれています。
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2015-02-18 14:00