日経平均は212円高と反発、金融株やインバウンド関連が活況

 18日の日経平均株価は前日比212円08銭高の1万8199円17銭と大幅反発し、終値ベースでは07年7月17日以来の高値を付けた。  ギリシャ債務問題の進展期待や円安進行を背景に買いが先行。日本市場では三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> など金融セクターを中心に物色され、日経平均は後場に上げ幅を拡大した。昼ごろには日銀金融政策決定会合の結果が公表され、金融政策の現状維持が決まったが市場の反応は薄かった。  個別では、世界最高精度の電子顕微鏡を開発した日立製作所 <6501> が高い。カルチュア・コンビニエンス・クラブとの資本・業務提携を発表したフリービット <3843> はストップ高を演じた。  また、春節への期待でインバウンド関連銘柄が活況となり、ドンキホーテホールディングス <7532> 、藤田観光 <9722> 、松屋 <8237> などが買われたほか、訪日外国人旅行者に対する免税販売小売事業を開始すると発表したプロルート丸光 <8256> や外貨によるレジ清算サービスの提供開始が好感されたアクリーティブ <8423> がストップ高を付けた。  半面、片倉チッカリン <4031> との合併比率が嫌気されたコープケミカル <4003> は売りが先行した。公募増資などを発表したJパワー <9513> も安い。(編集担当:宮川子平)
18日の日経平均株価は前日比212円08銭高の1万8199円17銭と大幅反発し、終値ベースでは07年7月17日以来の高値を付けた。
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2015-02-18 15:00