【本日注目の通貨ペア】米ドル/円:FOMC議事録で早期利上げ期待は高まるか

 ドル/円相場は先週、120円台乗せを達成した後に軟化したが、20日移動平均線前後では底堅く推移。昨日、メスター・クリーブランド連銀総裁が6月利上げの可能性を示唆し、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明における利上げについて「辛抱強い」アプローチが必要とする文言を修正すべきとの見解を述べたことで、早期利上げ期待が再び高まると、ドル/円は119円台に乗せた。  本日発表されるFOMC議事録において、メスター総裁と同様な意見をもつFOMCメンバーが複数おり、早期利上げ期待を煽るような内容となれば、再度120円台乗せもあり得るだろう。  ただし、この1月FOMCの声明は低インフレや国際情勢への懸念を示したこともあり、強気一辺倒の議事録になる可能性は低い。特に、低インフレリスクが強調された内容であれば、却って早期利上げ期待が剥落し、ドル/円が20日線(執筆時点118.398円)前後まで再び下げてしまうことも想定しておくべきだ。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
ドル/円相場は先週、120円台乗せを達成した後に軟化したが、20日移動平均線前後では底堅く推移。昨日、メスター・クリーブランド連銀総裁が6月利上げの可能性を示唆し、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明における利上げについて「辛抱強い」アプローチが必要とする文言を修正すべきとの見解を述べたことで、早期利上げ期待が再び高まると、ドル/円は119円台に乗せた。
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2015-02-18 18:00