日経平均は38円高スタート、節目1万8000円突破の勢い続く

 19日の日経平均株価は前日比38円18銭高の1万8237円35銭で寄り付いた。14年12月の高値でもあった、節目の1万8000円近辺を突破した勢いが続いている。昨晩のNYダウは小幅安となったものの、引けにかけてやや強含んだことから方向感はポジティブ。一方、ドル・円が円高に振れていることや相場の過熱感も意識されるなか、どこまで上値を伸ばせるかが注目される。  個別では、18年3月期に営業利益5000億円を目指すとしたソニー <6758> や、全国31店舗で訪日客への消費税免税を開始したファーストリテイリング <9983> が上昇。アパレル事業への参入が報じられたラオックス <8202> も買い先行となっている。1対2の株式分割を発表したメディア工房 <3815> や、名古屋大学と産学協同研究講座を開設するラクオリア創薬 <4579> も高い。  半面、約300億円のCBを発行する日本空港ビルデング <9706> や、システム開発関連で特別損失8億円を計上する内田洋行 <8057> などが下落。大手証券が投資判断を引き下げた三井化学 <4183> や、日清製粉グループ本社 <2002> も売られている。(編集担当:松浦直角)
19日の日経平均株価は前日比38円18銭高の1万8237円35銭で寄り付いた。
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2015-02-19 08:45