アップルがテスラに「戦いを挑む」つもりだ! コードネーム「Titan」のEV開発計画=中国メディア

中国メディアの一財網は15日、米メディアのウォール・ストリート・ジャーナルがアップルのティム・クックCEOが約1年前に電気自動車(EV)の開発プロジェクトを承認していたと報じたことを紹介し、「アップルはテスラ・モーターズに戦いを挑むつもりだ」と論じた。
記事は、アップルのEV開発プロジェクトが「Titan」とのコードネームであることを紹介し、車種としては小型ハッチバックに属すと紹介。続けて、アップルが開発しているEVは自動運転も可能と紹介したうえで、「アップルはソフトウェアや部品ではなく、自動車まるごと1台を造るつもりだ」と論じた。
続けて、アップルはすでにEV開発プロジェクトにおいてトップシークレットの研究開発室を開設しているほか、米国の自動車メーカーのフォード社でエンジニアだったSteve Zadesky氏が1000人規模でのEV開発プロジェクトを率いていると紹介した。
また記事は、英紙フィナンシャル・タイムズを引用し、アップルは秘密裏に複数の自動車専門家を招聘しているとしたほか、アップルの社員がメールで明かした内容として「アップルは電気自動車メーカーのテスラに戦いを挑むつもり」と報じた。
さらに、アップルの前CEOであるスティーブ・ジョブズ氏が2009年時点ですでにアップルの自動車「iCar」について言及していたことを伝えたうえで、「アップルは正式に発売に至らないとしても、これまでずっと新しい分野や潜在需要のある商品の開発に取り組んできた」と指摘。そのため、アップルがEVを発売しない可能性もあるとしつつも、EVに採用される多くの技術はアップルの現有の製品に応用できるため、開発プロジェクトは決して無駄にはならないとの見方を示した。
アップルがEVを開発中だと報じられたことについて、中国の簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)では「アップルはまた世界を変えてくれるのか?」などと期待の声が高まっている。一部を紹介すると、「アップルにはぜひ世界を変えてもらいたい!」、「アップルはテスラ・モーターズを買収すれば良いのでは?」、「アップルの自動車なら既成概念を覆してくれそうだ」といった声で、なかには「アップルがEVを発売するなら必ず買うぞ」と熱烈なファンぶりを見せるユーザーも見られた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの一財網は15日、「アップルはテスラ・モーターズに戦いを挑むつもりだ」と論じた。
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2015-02-19 09:30