中国市場の現代起亜、「販売」伸ばすも「シェア」停滞=中国メディア

 中国メディアの汽車之家は17日、中国自動車市場において韓国車が販売を伸ばしていることを指摘する一方、市場シェアは停滞するという現象が起きていることを伝え、現代起亜の中国市場における将来は安泰ではなさそうだと論じた。  記事は、2014年の現代起亜グループの販売全体における中国の占める割合は25%に達したと紹介し、「現代起亜が販売した自動車の4台に1台は中国で販売されたものであり、現代起亜にとって中国市場の重要性を示す数字である」と主張した。  一方、現代起亜の中国市場におけるシェアは2012年が9.0%、13年が9.1%、14年は9.43%と停滞していることを指摘し、その背景には「フォルクスワーゲンやGMなどの販売の伸びが現代起亜以上であること」を挙げた。  さらに、中国の自動車需要は巨大であり、各メーカーにもビジネスチャンスをもたらしているとしつつも、競争も同時に激化していると指摘し、中国自主ブランドや合弁メーカー、輸入車などさまざまな企業がひしめき合う市場は「中国独特だ」と論じた。  また記事は、巨大でありながらも競争の激しい中国市場において、シェアは停滞しつつも販売台数を伸ばしていることは「決して悪いことではない」と主張し、「現代起亜はすでに中国市場でトヨタのシェアを超えている」と指摘。一方で、中国自主ブランド車が品質を向上させつつあるなか、現代起亜の将来は決して安泰ではないと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの汽車之家は17日、現代起亜の中国市場における将来は安泰ではなさそうだと論じた。(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
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2015-02-19 13:15