日経平均終値は65円高と続伸、中国春節も追い風に勢い継続
19日の日経平均株価は、前日比65円62銭高の1万8264円79銭と続伸。きのう18日に続いて1万8000円を上抜いた勢いから買い優勢の展開となった。短期的な過熱感も意識されるなか、寄り付き直後から良好な地合いが確認されると上げ幅を拡大。午前10時頃には1万8322円50銭まで上昇し、07年2月26日の高値を更新した。その後は一服感から上げ幅を縮めたものの、引き続き底堅く推移した。また、中国の春節(旧正月)スタートで、インバウンド消費関連株が賑わったことも追い風となった。
個別では、中期経営方針の内容が材料視されたソニー <6758> や、吹き替え・字幕の世界最大手を買収するイマジカ・ロボット ホールディングス <6879> などが上昇。宝飾品を扱うサダマツ <2736> とベリテ <9904> はインバウンド消費の恩恵期待からストップ高を付けた。また、野村ホールディングス <8604> は9連騰で700円台を回復、トヨタ自動車 <7203> は07年2月以来8年ぶりに8000円台にのせた。
一方、過熱感が意識されたヤマダ電機 <9831> や、原油価格の下落が嫌気された三井物産 <8031> などが下落。アパレル事業参入が伝わったラオックス <8202> が高値更新後に売られたほか、システム開発関連で特別損失を計上する内田洋行 <8057> も売り優勢となった。
業種別では、銀行、証券、海運などが上昇。一方、パルプ・紙、空運、非鉄金属などは下落した。(編集担当:松浦直角)
19日の日経平均株価は、前日比65円62銭高の1万8264円79銭と続伸。
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2015-02-19 15:00