中国自動車市場の日系車 「SUV」が販売を牽引=中国メディア

 中国メディアの網通社は17日、トヨタやホンダ、マツダ、日産、スズキが発表した2015年1月の中国市場における販売台数が前年同月比6.6%増の計31万8724台に達したことを紹介し、SUVが日系自動車メーカーの販売をけん引していると伝えた。  中国汽車工業協会の統計によれば、2014年の日系乗用車の販売台数が309万5200台となり、全体の15.71%を占めたと紹介する一方、13年に比べて全体に占める割合は0.64ポイント減少した。また、ドイツ系メーカーの販売台数は394万900台で全体の20%を超え、販売全体に占める割合は1.19ポイントの増加だった。  記事は、中国の自動車市場のうち、特にSUV市場は年30%を超える速度で成長を続けていることを紹介し、日系自動車メーカーは15年に計10種のSUVを中国に投入することでドイツ系、米国系メーカーのシェアを奪い取る方針と伝えた。  さらに、広汽ホンダの15年1月の販売台数は前年同月比11.6%増の3万4406台に達するなど販売が回復していることを指摘し、小型クロスオーバーSUVのヴェゼルの販売が好調であることが原因だと論じた。  また記事は、ホンダが4月に新型CR-Vを投入する計画と紹介したほか、トヨタも15年内に新型ハイランダーを投入すると紹介。また、日産も同じくSUV市場に新車を投入するとしたほか、マツダ、スズキもSUV市場に新車を投入する計画であると伝えた。  記事は、15年1月における中国自動車市場の販売状況からすれば「今後も全体的に継続した成長が見込めそうだ」とし、日系自動車メーカーが中国でさらにシェアを伸ばすためには新車投入のほかブランド力の強化が求められると論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)teddyleung/123RF.COM)
中国メディアの網通社は17日、SUVが日系自動車メーカーの販売をけん引していると伝えた。(イメージ写真提供:(C)teddyleung/123RF.COM)
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2015-02-20 09:15