中国人の「爆発消費」 春節が世界の「旅行最盛期」に=中国メディア

中国メディアの広州日報は19日、中国で春節(旧正月)を迎えたことについて、「中国経済が成長し、中国人の消費能力が高まるにつれ、中国の伝統的祭日である春節は世界の旅行最盛期および消費の“宴”になった」と報じた。
記事は、アジアやヨーロッパ、オセアニア、アメリカ大陸など、多くの国で違う人種の人びとが中国人とともに春節の到来を祝ったと伝え、2015年の春節における中国の出国者数は前年比10%増の519万人に達する見込みと紹介した。
さらに、渡航先はおもに東南アジア諸国や日本、韓国などが人気だが、欧州や米国なども多くの中国人が旅行で訪れることになると伝え、世界中が中国人観光客の消費を取り込むために競争を繰り広げていると論じた。
また「中国経済の成長および中国人観光客の増加とともに、春節を祝う風習がない日本でも春節の存在感が強まり続けている」とし、各商業施設では中国人スタッフを配置するなどの対策を行っていると紹介。さらに韓国でも旅行代理店や小売企業が中国人観光客の取り込みに向けて知恵を絞って競争していると伝えた。
続けて記事は、春節という文化が近年「国際化」してきていると主張し、これまで中国人や華人にとっての祭日だった春節は各国の人びとにとっても重要な祭日になりつつあると主張。さらに、その大きな理由は中国経済の成長にあると指摘し、「各国の経済が低迷するなか、春節がもたらす経済効果は世界経済の発展のけん引力の1つになった」と主張した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの広州日報は19日、中国の伝統的祭日である春節は世界の旅行最盛期および消費の宴になったと報じた。(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
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2015-02-20 14:15