日経平均終値は67円高と続伸、3連騰も軟調な大手銀行株が重し
20日の日経平均株価は、前日比67円51銭高の1万8332円30銭と続伸。良好なセンチメントを背景に上昇したものの、上値の重い展開となった。朝方は、前日に15年ぶりの高値更新となった勢いを引き継ぎ、堅調にスタート。企業業績の拡大に伴う先高観を支えに、1万8360円近辺まで上げ幅を拡大した。ただ、3連騰とあって過熱感も意識され、その後は好調だった大手銀行株を中心に利益確定売りが優勢。後場は、前場の終値付近でもみ合う展開に終始した。
個別では、セガネットワークスとの業務提携を発表したデータセクション <3905> や、ゲーム開発のアングーと資本業務提携を行うgumi <3903> などが上昇。画像共有アプリ「インスタ」で販促支援を行うサイバーエージェント <4751> や、エアバッグ部品の新工場を前倒しで稼働と伝わったダイセル <4202> は高値更新となった。
一方、相場のけん引役となっていた三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> や、みずほフィナンシャルグループ <8411> といった大手銀行株が下落。決算好感後の反動が続いたカヤック <3904> や、15年12月期の営業減益予想が嫌気されたアップルインターナショナル <2788> も売られた。
業種別では、パルプ・紙、金属製品、鉱業などが上昇。一方、海運、石油石炭製品、空運などは下落した。(編集担当:松浦直角)
20日の日経平均株価は、前日比67円51銭高の1万8332円30銭と続伸。
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2015-02-20 14:45