ソニーは復活できるか・・・「チャンスはある」=中国メディア

中国メディアの騰訊財経は19日、ソニーが経営方針説明会で発表した2015-17年度の中期経営計画で、17年度の連結営業利益について5000億円以上を目標とするとしたことを伝えた。
記事は、ソニーの平井一夫社長が記者会見で「スマートフォンなどの分野で売り上げの増加を追求しない」と述べ、損失が出ない事業運営を行う見方を示したことを紹介。さらにソニーの新戦略として「デジカメやイメージセンサー、テレビゲーム、エンターテイメント事業などに注力する方針」と伝え、過去7期のうち6期で純損失を出している状況下で成長を模索する計画だと報じた。さらに、平井社長が記者会見でスマホ事業の売却もしくは提携の可能性を示唆したと伝えた。
記事は、ソニーが現在、事業改革に取り組んでいることを紹介し、すでにノートパソコン事業やテレビ事業の分社化を実施したことを紹介。さらに、ソニーが2018年3月までの2015-17年度の中期経営計画において株主資本利益率(ROE)10%以上を目標とすると伝え、連結営業利益を5000億円以上を目標とすると掲げたことについて「14年度の連結営業損益が200億円の黒字と予想されているソニーにとって25倍の数字だ」と指摘し、ソニー側の強気の利益目標に驚きを示した。
続けて記事は、ソニーはかつてはウォークマンやトリニトロンといった製品でまばゆい輝きを放っていたとし、「ソニーに過去の輝きを取り戻すことは簡単ではない」と主張する一方、ソニーにはハリウッド映画やデザイン性の高い製品といった「優良資産」もあると指摘、復活に向けたチャンスはあるとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C)Kobby Dagan/123RF.COM)
中国メディアの騰訊財経は19日、ソニーが17年度の連結営業利益について5000億円以上を目標とするとしたことを伝えた。(イメージ写真提供:(C)Kobby Dagan/123RF.COM)
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2015-02-20 17:00