中国の経済成長・・・「率」で逓減は当たり前!=中国メディア

中国メディアの和訊網は17日、中国の経済成長の鈍化に対して世界で懸念が高まっていると伝える一方、経済成長の鈍化は数学的には必然であると論じる記事を掲載した。
記事は、1990年代初めにおける中国の経済成長率は約15%にも達していたことを紹介する一方、2014年第4四半期の成長率は7.3%まで低下したと指摘し、「成長率の下落幅は大きいものの、人民元ベースで計算すると経済規模の拡大はむしろ加速していることが分かる」と主張した。
続けて、中国の経済成長率は半減したものの、物価変動の影響を除いた実質国内総生産(GDP)が2兆元(約38兆6400億円)増加するうえで必要な時間は大幅に短縮したとし、「1992年時点のGDPから2兆元上積みされるまで60カ月かかったが、2012年時点のGDPから2兆元上積みされるまでにかかった期間はわずか20カ月だった」と指摘。さらに、14年は1年間で実質GDPが1兆3000億元(約24兆7200億円)も増えたと論じた。
続けて、中国の実質GDPが毎年1兆元(約19兆円)増加したとしても、成長「率」という観点では2046年に2%まで低下すると指摘。一方、そうなった場合は2046年には中国は米国を抜いて世界最大の経済大国になるとし、多くの中国国民が貧困から脱していることだろうと論じた。
記事は、「中国の経済成長の鈍化は数学的には必然であり、経済規模が大きくなるにつれて成長“率”が逓減するのは当然」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの和訊網は17日、経済成長の鈍化は数学的には必然であると論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
china,economic,
2015-02-23 10:00