三菱紙は一時ストップ高、リチウムイオン電池の新素材を開発

 三菱製紙 <3864> は買いが先行し、午前10時41分には30円ストップ高の122円を付けた。不織布を使ったリチウムイオン電池の新素材「NanoBaseX」を開発したと27日に発表した。200度以上の温度でも目立った収縮を示さないポリエステル不織布にセラミック塗布を行うことで、耐熱性に優れており、電池の大型化などで懸念される熱暴走などの回避につながると期待されている。  30マイクロメートル厚のNanoBaseXは、中国でMn系正極のリチウムイオン電池用セパレータとして採用が決まっているが、同社では薄膜化に取り組み、25マイクロメートル厚のプロトタイプは試作が完了。今春までに20マイクロメートル厚の完成を目指しているという。(編集担当:宮川子平)
三菱製紙は買いが先行し、午前10時41分には30円ストップ高の122円を付けた。
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2014-01-27 11:00