日本の「上質なサービス」・・・管理や育成の賜物=中国メディア

中国メディアの捜狐は21日、日本を訪れたことのない中国人でも「日本のサービスはすばらしい」といった言葉を耳にしたことがあるはずだとし、「日本のサービスは実際におもてなしの極致だ」と高く評価する記事を掲載した。
記事は、「日本人だって人間である以上、出勤したくないと思うことはある」とし、日本のサービスの質の高さは「個人」の資質などに依存するものではなく、管理や育成による賜物であると指摘した。
続けて、小規模な飲食店が学生をアルバイトで採用した際においても顧客対応が指導されることが一般的だと指摘。「日本では一部のおもてなしの方法や礼儀作法がサービス業における常識になっている」と紹介し、日本のサービス業のおもてなしの方法や礼儀作法について紹介した。
1つ目に紹介したのは「顧客が脱いだ靴を揃える」という点だ。靴を脱ぐことが一般的な日本では、旅館や料亭、さらには衣料品販売店における試着室などで靴を脱ぐケースがあるとし、顧客が脱いだ靴は店員が揃えてくれる紹介した。
2つ目は日本のサービスは「即座に対応してくれる」点がすばらしいと称賛し、顧客に呼びかけられた場合はどんなに忙しくても手を止めて顧客に対する対応を優先してくれると指摘。一方、中国の飲食店などでは店内に店員を呼ぶ声が響きわたり、店員は声が聞こえていても対応してくれないケースがあると不満を綴った。
さらに記事は、日本の飲食店や旅館などは「営業時間中に顧客の見える場所で掃除をしない」と指摘し、「営業時間前に掃除を終わらせておくことが一般的」と紹介。一方で、東京ディズニーリゾートでは客の前でも清掃を行うものの、その“程度”はゴミがまったく落ちていないほど徹底して行われていると称賛。また、東京ディズニーリゾートの迷子の子どもに対する対応なども称賛しつつ、「日本のサービスの質の高さは個人の素質や素養とはあまり関係なく、質の高いサービスを提供するための管理や育成による賜物である」と論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの捜狐は21日、「日本のサービスは実際におもてなしの極致だ」と高く評価する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-02-23 14:45