日経平均は134円高と続伸、ギリシャ懸念後退も過熱感意識され伸び悩む
23日の日経平均株価は前週末比134円62銭高の1万8466円92銭と続伸して取引を終え、連日で昨年来高値を更新した。
ギリシャへの金融支援延長が決まり懸念が後退して主力株を中心に買いが先行。日経平均は一時1万8500円台を回復したものの、過熱感も意識されて伸び悩んだ。三菱UFJフィナンシャル・グループ <8306> など銀行株の一角が後場から失速したこともあり、TOPIXは下げに転じる場面があった。
個別では、三菱重工などとカタールで地下鉄システムの受注内示を獲得した近畿車輌 <7122> が大幅高。米企業とバイオ燃料精製実証設備の建設で合意したユーグレナ <2931> も堅調。国内証券による投資判断の引き上げが観測されたカシオ計算機 <6952> も高い。15年3月期純利益予想を上方修正した伊藤ハム <2284> も物色された。インバウンド消費関連銘柄では、JR東海 <9022> などに買いが続いた。
半面、インバウンド関連でも、前週末にかけて活況だったツツミ <7937> 、サダマツ <2736> など宝飾品関連銘柄は軟調だった。イマジカ・ロボット ホールディングス <6879> なども利益確定売りに押され、当初は2月下旬を予定していたスマホ向け新作ゲームの配信を4月としたことが嫌気されたケイブ <3760> もさえない。(編集担当:宮川子平)
23日の日経平均株価は前週末比134円62銭高の1万8466円92銭と続伸して取引を終え、連日で昨年来高値を更新した。
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2015-02-23 15:00