韓国人の「愛国心」・・・韓国の自動車市場で希薄に?=中国メディア

 中国メディアの汽車之家は23日、韓国では「愛国心」という言葉が日常的に使用されているとし、ある意味で韓国の民族精神を体現した言葉だと主張する一方、韓国の自動車市場においては「愛国心が徐々に薄れつつあるようだ」と論じる記事を掲載した。  記事は、2015年1月の韓国における輸入車の販売台数が1万9930台に達し、過去最高に達したと紹介、自動車販売台数に占める輸入車の割合は18.1%にまで上昇したと指摘した。さらに、輸入車の販売の伸びについて、韓国メディアが「破竹の勢い」と形容していることを伝えた。  韓国で輸入車の販売が伸びると同時に、韓国自動車メーカー・現代自動車(ヒュンダイ)の株価が下落していることを紹介し、韓国の証券アナリストからは「韓国の自動車メーカーはブランド価値、燃費、デザインにおいて輸入車に劣っている」との指摘があがっていると伝えた。さらに、現代自動車は輸入車に比べて韓国国内で価格的優位にあるわけでもないとし、現代自動車の株価低迷は今後も続くのではないかと論じた。  続けて、韓国自動車工業協会などのデータを引用し、14年に韓国が輸入した自動車は26万6429台で、うち19万6359台が販売されたと紹介。10年の輸入車販売台数が約10万台だったことを指摘し、韓国の輸入車販売台数は4年で2倍になったと紹介したうえで、「輸入車販売台数は今なお年15%の速度で成長を続けている」と論じた。  一方、輸入車の販売台数が伸びることは現代自動車や起亜自動車にとっては市場を失うことを意味すると伝え、韓国の各メディアが「韓国が欧米と自由貿易協定を結んだことで輸入車の価格が低下した」、「国内市場を疎かにしてきたツケが回ってきた」などと報じていると紹介した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) Ritu Jethani /123RF.COM)
中国メディアの汽車之家は23日、韓国の自動車市場においては「愛国心が徐々に薄れつつあるようだ」と論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:(C) Ritu Jethani /123RF.COM)
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2015-02-23 16:30