三菱UFJモルガン証、消費増税後も百貨店は堅調維持と予想
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が24日付リポートで、J.フロント リテイリング <3086> 、三越伊勢丹ホールディングス <3099> 、高島屋 <8233> の目標株価を修正している。
「落ちない高額嗜好品消費」とタイトルがついた同リポートでは、消費増税前の今年3月に駆け込み需要が発生、4―6月に駆け込み需要の反動減が発生すると見ているものの、百貨店業界では「実質的な需要は減退しない」とシミュレーションしている。増加基調が続いている富裕層の売上が拡大することで、一般庶民の購買が多少減退しても百貨店は増収になる可能性が高いと見ており、さらには外国人観光客による高額品消費も寄与すると予想する。
また、百貨店大手3社のなかでは、過去最高益更新を続けていることや、相対的なバリュエーションの割安さなどから、Jフロントをトップピックとして評価。投資判断「アウトパフォーム(強気)」を継続、目標株価は900円から950円に引き上げている。
三越伊勢丹と高島屋はどちらも投資判断「ニュートラル(中立)」を継続。目標株価については、3月決算の三越伊勢丹は増益率が鈍化するとの見方も考慮し1500円から1550円に引き上げており、高島屋は日本橋再開発のコスト負担などを加味し1000円から960円に引き下げている。
27日前場の終値は、Jフロントが18円安の692円、三越伊勢丹は40円安の1331円、高島屋は26円安の969円となっている。(編集担当:片岡利文)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券が24日付リポートで、J.フロント リテイリング、三越伊勢丹ホールディングス、高島屋の目標株価を修正している。
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2014-01-27 12:15