韓国の輸出に「赤信号」・・・ウォン高が一因=韓国華字メディア

韓国メディアの亜洲経済の中国語版は23日、日本や欧州で量的緩和が行われていることを指摘し、世界各国による「“通貨戦争”の影響によってウォンが6年11カ月ぶりの高値をつけた」と伝えた。
記事は、直近2カ月におけるウォンの上昇幅は世界の主要通貨のなかで「最高となった」と伝え、韓国の輸出に「赤信号が灯った」と伝えた。
韓国の中央銀行である韓国銀行などによれば、韓国の1月の実質実効為替レート指数は114.41となり、月間の上昇幅は3.5%に達し、2008年2月以来の最高値となったことを紹介した。実質実効為替レート指数は物価など複数の要素を反映させ、通貨の総合的な価値を把握するための指標だ。
記事は、2014年11月に日本銀行が追加緩和を発表して以来、各国が相次いで量的緩和を実施したとし、それによってウォンの実質実効為替レートが上昇、14年12月には110.54に達したと紹介した。
さらに直近2カ月において、ウォンの実質実効為替レート指数は4.8ポイント上昇し、世界61カ国の通貨のうち4番目の上昇幅になったと指摘。一方、ウォンよりも大きな上昇幅を記録したベネズエラ・ボリバル、スイスフラン、UAEディルハムは特殊な理由による上昇だとし、「実質的にはウォンの上昇幅が世界最高だった」と主張し、専門家の意見として、ウォン高は韓国の輸出にとって大きな打撃をもたらす可能性があると警鐘を鳴らした。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
韓国メディアの亜洲経済の中国語版は23日、世界各国による「“通貨戦争”の影響によってウォンが6年11カ月ぶりの高値をつけた」と伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-02-24 09:45