書き入れ時に「閑古鳥」!? 中国・広州の「自動車市場」に異変か=中国メディア

 中国メディアの金羊網は21日、中国の自動車市場における“書き入れ時”の春節(旧正月)前に、販売に異変が起きたことを紹介。特に広州市では春節前の自動車販売台数としては約15年ぶりの低水準にとどまったと伝えた。  記事は、広州市内の大手自動車販売店では春節前だというのに暇そうに客の来店を待つ販売員がいたほか、ほとんど客の姿は見られなかったとし、ドイツ車を取り扱っている販売店のスタッフが「すでに3日間も売り上げゼロが続いており、今年の春節は大赤字だ」と述べたことを伝えた。  さらに、春節前に「3日間売上ゼロ」だった販売店は数多く存在するとし、合弁メーカー、輸入車、中国自主ブランドにかかわらず、「広州市内にある6割以上の販売店は暇を持て余していた」と伝えた。  記事は、中国の春節前の自動車販売が低迷した理由について、長期休暇であったため消費者が旅行や帰省したと伝えたほか、経済情勢の悪化によって一部の業種で企業の業績が悪化していること、零細企業が苦しい経営状況に追い込まれていることを挙げた。  さらに、中国の株式市場が堅調であることも自動車の販売が低迷した理由の1つだとし、「一部の消費者は車を買わずに株を買っている」と報じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
中国メディアの金羊網は21日、中国の自動車市場において春節(旧正月)前の書き入れ時の販売に異変が起きたことを紹介した。(イメージ写真は「CNSPHOTO」提供)
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2015-02-24 11:30