韓国で「石油製品」の消費減少・・・「経済低迷」が背景に=韓国華字メディア

 韓国メディアの聯合ニュースの中国語版は2月23日、韓国国営企業の韓国石油公社が発表したデータとして、2014年の韓国の石油製品消費量が0.38%減になったことを伝え、経済低迷を背景に2011年以来の低水準に落ち込んだと伝えた。  記事は、韓国の2008年における石油製品の消費量は世界金融危機の影響によって前年比で大きく減少し、その後は増加傾向にあったとしつつも、14年は原油価格が大幅に下落しながらも石油製品消費量が落ち込んだ理由は「韓国経済の低迷にある」と指摘。  さらに、韓国では民間用だけでなく、工業用石油製品の消費もそれぞれ減少したとし、「これこそ14年に韓国で石油製品の消費が減少した主な理由だ」と論じた。  続けて、製品別で見た場合、ガソリンの消費は前年比0.08%増、ディーゼルオイルは同1.0%増となったと伝える一方、液化石油ガスは同3.6%減、灯油は18%減になったと紹介した。  また記事は、韓国エネルギー経済研究院の予測を引用し、仮に15年の韓国の経済成長率を3.4%とした場合、原油価格が1バレルあたり63.3米ドル(約7500円)ならば韓国の石油消費は前年比1.8%増になる見通しだと紹介。一方で、韓国経済の低迷や石油化学工業の業績不振によって、石油化学製品の原料となるナフサの需要も低迷する見通しだと論じた。(編集担当:村山健二)
韓国メディアの聯合ニュースの中国語版は2月23日、経済低迷を背景に2014年の韓国の石油製品消費量が減少したことを伝えた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-02-25 11:00