ナノキャリアは急反発、中外薬との共同研究契約締結を好感

 ナノキャリア <4571> は3営業日ぶりに急反発し、寄り付き直後に150円高(12.00%高)の1399円を付けた。24日引け後、中外製薬 <4519> とドラッグデリバリーシステム技術を応用したsiRNA医薬品の共同研究に関する契約の締結と、中外薬を割当先とした第三者割当を発表した。  中外薬がナノキャリアの保有する特許や、共同研究における成果を利用して医薬品の開発などを行う場合、優先的にナノキャリアから特許などの独占的実施の許諾を受けるオプション権を保有する。共同研究に要する費用は個別に負担するが、ナノキャリアはオプション権付与の対価として一定額を受領する。  また、ナノキャリアは38万9400株の新株式を発行し、1株1284円で中外薬に割り当てる。ナノキャリアは約5億円を調達し、共同研究の費用に充当する予定。  中外薬の株価も急反発し、午前10時14分に175円高(5.02%高)の3660円を付けた。(編集担当:宮川子平)
ナノキャリアは3営業日ぶりに急反発し、寄り付き直後に150円高(12.00%高)の1399円を付けた。
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2015-02-25 11:30