日経平均終値は200円高と大幅反発、大手証券の日本株見通し引き上げで一段高

 26日の日経平均株価は、前日比200円59銭高の1万8785円79銭と大幅反発。先高観が意識される展開となった。朝方は売り買い交錯でスタートしたものの、堅調な米国市場などを背景にすぐに上昇に転換。前場に約110円高まで上げ幅を拡大してからは、いったん利益確定売りが優勢となったものの、昼頃に大手証券が日本株見通しを引き上げたと伝わると、後場一段高となった。引けにかけてさらに強含んだことで1万8800円目前まで上昇し、ほぼ高値引けとなった。  個別では、国内証券が目標株価を3400円としたヤマハ発動機 <7272> や、代表取締役社長の交代を発表したJFEホールディングス <5411> などが上昇。15年3月中間期の業績予想を上方修正した日本マイクロニクス <6871> や、社長による買い増し報道で思惑が広がったヤマダ電機 <9831> なども買われた。  一方、きのう25日の米アップル株の下落で連れ安となったジャパンディスプレイ(JDI) <6740> や、前日までの大幅高の反動で売られたタカラレーベン <8897> などが下落。公募増資などで約16億円を調達するルネサスイーストン <9995> や、大手証券の格下げがあった沢井製薬 <4555> なども売られた。  業種別では東証33業種全てが上昇。なかでも、鉱業、保険、海運などの上昇が目立った。(編集担当:松浦直角)
26日の日経平均株価は、前日比200円59銭高の1万8785円79銭と大幅反発。
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2015-02-26 15:15