【本日注目の通貨ペア】カナダドル/円:加1月消費者物価指数に注目

 カナダ中銀(BOC)は1月の理事会で利下げを発表し、声明文で追加利下げを示唆した事からカナダ/円は下落した。先月30日に91.728円の安値を見たが、下げの勢いが一服すると反発。足元で94円~96円台半ばでレンジを形成している。このレンジを上下どちらかにブレイクするか、本日の加1月消費者物価指数がカギとなろう。  事前予想は前月比-0.4%、前年比+0.8%となっており、原油安の影響を受けて伸びが鈍化すると見られている。仮に予想より弱い結果となれば3月追加利下げ観測を織り込む形でカナダドル売り圧力が強まる公算だ。その場合、カナダ/円はレンジ下限(今月24日安値94.158円)割れを試す可能性がある。  ただ、今月25日早朝にポロズBOC総裁が「1月の利下げは保険」と発言した事からBOCの追加利下げ観測がやや後退し、カナダドルが買われたのは記憶に新しい。予想以上の伸びが示されればカナダ/円はレンジ上限(今月17日高値96.393円)突破を試す事も考えられるため、結果に注目したい。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
カナダ中銀(BOC)は1月の理事会で利下げを発表し、声明文で追加利下げを示唆した事からカナダ/円は下落した。先月30日に91.728円の安値を見たが、下げの勢いが一服すると反発。足元で94円~96円台半ばでレンジを形成している。このレンジを上下どちらかにブレイクするか、本日の加1月消費者物価指数がカギとなろう。
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2015-02-26 18:00