日経平均は58円高スタート、円安を支えに強い流れが継続
27日の日経平均株価は前日比58円49銭高の1万8844円28銭で寄り付いた。きのう大幅高となった強い流れを引き継いで堅調にスタート。米経済指標の結果を受けてドル・円が119円台半ばまで急上昇していることや、朝方発表された1月の国内鉱工業生産(速報値)が市場予想を上回ったことも追い風となっている。ただ、週末とあって手仕舞い売りが出やすいうえ、東証1部の騰落レシオが141%に達するなど高値警戒感も意識される。
個別では、中期経営計画に併せて自社株買いと期末増配を発表したリョーサン <8140> や、2.0%の自社株買いを決定したネクソン <3659> などが買い優勢。15年1月中間期の業績が従来予想上ブレとなった日本駐車場開発 <2353> や、VAIOスマホを3月12日に発表するとした日本通信 <9424> も買われている。
半面、大手証券が投資判断を引き下げた横河電機 <6841> やヤマハ <7951> などが下落。今期業績予想を下方修正し、営業利益予想を31%減とした愛知時計電機 <7723> や、産業革新機構と共同で米バイオ医薬品会社を買収するとしたシミックホールディングス <2309> も安い。(編集担当:松浦直角)
27日の日経平均株価は前日比58円49銭高の1万8844円28銭で寄り付いた。
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2015-02-27 09:00