日経平均終値は12円高と小幅続伸、過熱感と足元の勢いが交錯
27日の日経平均株価は、前日比12円15銭高の1万8797円94銭と小幅続伸。相場の過熱感と足元で続く勢いが交錯する展開となった。朝方は、ドル・円の上昇や1月の国内鉱工業生産(速報値)が市場予想を上回ったことが支えとなり、堅調に取引を開始。その後は、利益確定売りにより上値の重さが意識されると、後場に入ってマイナス圏に転落。一時、1万8700円台前半まで下落した。週末前の様子見ムードも漂うなか、引けにかけて買い戻す動され、プラス圏に浮上して取引を終えた。
個別では、「ふるさと優待」の開始が材料視されたオリックス <8591> や、1対2の株式分割を発表したWOWOW <4839> などが上昇。1Qは2ケタ減益となるも外資系証券が目標株価を引き上げたパーク24 <4666> や、インド国防省が「US-2」を購入方針と伝わった新明和工業 <7224> も買われた。
一方、増担保規制が嫌気されたプロルート丸光 <8256> や、外資系証券が目標株価を引き下げた三井倉庫 <9302> などが下落。ニッケル価格の低迷などが悪材料視された大平洋金属 <5541> や、短期的な過熱感から利益確定売りが優勢となったイマジカ・ロボット ホールディングス <6879> も軟調だった。
業種別ではその他金融、サービス、その他製品などが上昇した一方、鉱業、不動産、水産・農林などは下落した。(編集担当:松浦直角)
27日の日経平均株価は、前日比12円15銭高の1万8797円94銭と小幅続伸。
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2015-02-27 15:00