中国人の「メンツ買い」・・・自動車選びは「エンブレム」=中国メディア

 中国メディアの探狐は2月27日、購入する自動車を選択するにあたって、中国人は「メンツ」と切り離して考えることは出来ないとし、メンツが中国人の自動車購入に与える影響を論じる記事を掲載した。  記事は、多くの中国人消費者にとって自動車購入にあたってまず考慮するのは「価格とブランドだ」と指摘したうえで、高額な自動車を購入する場合は中国人のほとんどが「外国企業との合弁車」を購入すると紹介。  さらに、中国人は自動車を購入するにあたって「消費者が置かれた環境」や「個人的ニーズ」といった要素を考慮するものの、最終的には「自動車のエンブレム」が決定権を持つと主張。つまりブランドによる選択こそ中国人の“メンツ消費”であると論じた。  続けて、日韓や欧米では消費者の自動車の購入は理性的だとし、特に日韓では小型車が流行するなどいずれも家庭で使用する使い勝手の良い車種が人気だと指摘。一方の中国では自動車は単に「足の代わり」だけでなく、社会的地位やメンツ、プライドなどと密接にかかわる存在だと指摘。だからこそ中国人が自主ブランドの自動車を購入しないことが社会問題になってしまうと指摘した。  一方で記事は、中国汽車流通協会の統計を引用し、2014年1-11月における中古自動車の売買件数が545万1100台に達し、前年同期比16.74%増になったことを紹介。新車販売台数の伸びが9.22%だったことを指摘し、中国で中古車市場が徐々に成長してきているのは中国の消費者が理性的になりつつある証だと論じた。  だが、中古車市場で売買される自動車のほとんどが合弁メーカーの車であり、中国自主ブランドの車はほとんど売買されていないと指摘し、中国自主ブランド車は中古車としてはほとんど値がつかないと論じた。(編集担当:村山健二)(写真は探狐の2月27日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの探狐は2月27日、購入する自動車を選択するにあたって、中国人は「メンツ」と切り離して考えることは出来ないとし、メンツが中国人の自動車購入に与える影響を論じる記事を掲載した。写真は探狐の2月27日付報道の画面キャプチャ)
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2015-02-28 20:00