日経平均は高寄り後にマイナス転換

 28日の日経平均株価は前日比32円91銭高の1万5038円64銭で寄り付いたものの、その後はマイナスに転じ、1万5000円を割り込む場面もみられる。円相場の落ち着きもあって、買いが先行したものの、上値は限られた。  個別では、14年3月期業績予想を下方修正した日立化成 <4217> や、売上高および純利益予想を下方修正した日立ハイテクノロジーズ <8036> などが下落。格付け会社のムーディーズが社債格付けを引き下げたソニー <6758> や、米系証券による投資判断の引き下げが観測された任天堂 <7974> なども売りが先行した。  半面、米医療機器大手との提携が報じられたグンゼ <3002> は急伸。14年3月期業績予想を上方修正したKOA <6999> や日立国際電気 <6756> なども高い。中国での鳥インフルエンザの感染拡大が報じられ、大幸薬品 <4574> 、ダイワボウホールディングス <3107> 、カイノス <4556> などが買われている。  きょうは取引時間中に信越化学工業 <4063> 、引け後に日立建機 <6305> 、アドバンテスト <6857> などが14年3月期第3四半期の決算を発表する予定。(編集担当:宮川子平)
28日の日経平均株価は前日比32円91銭高の1万5038円64銭で寄り付いたものの、その後はマイナスに転じ、1万5000円を割り込む場面もみられる。
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2014-01-28 08:45