日経平均は28円高と3日続伸、過熱感意識され上げ幅縮小
2日の日経平均株価は前週末比28円94銭高の1万8826円88銭と3日続伸して取引を終えた。先物買いを支えに朝方は上げ幅を一時140円超に拡大。1万8900円台を回復した。ただ、過熱感が意識されるなか利益確定売りが上値を抑えて失速。前場は下げに転じる場面もあった。すぐに持ち直したものの積極的な買いは入らず、後場は小高い水準でもみ合った。
個別では、iPS細胞の品質維持装置を開発したシンフォニア テクノロジー <6507> が東証1部で値上がり率トップ。上限100万株の自社株取得が好感された木村化工機 <6378> も買われ、配当方針の変更で期末配当予想を上方修正した中電工 <1941> や、期末配当予想の修正や株式分割などを発表したサンマルクホールディングス <3395> も高い。再生医療ベンチャーのサイフューズへの出資が報じられた渋谷工業 <6340> も物色された。
半面、海外での公募増資が嫌気された大成建設 <1801> は売りが先行。15年10月期第1四半期で赤字拡大となった土屋ホールディングス <1840> も下落した。サービスが再開された「ディズニー マジックキャッスル ドリーム・アイランド」の伸び悩みが指摘されたマーベラス <7844> も軟調。ゲーム関連株では、期待が先行していた「アストラルゲイザー」のサービス開始をきっかけにオルトプラス <3672> は利益確定売りに押された。(編集担当:宮川子平)
2日の日経平均株価は前週末比28円94銭高の1万8826円88銭と3日続伸して取引を終えた。
japan,economic
2015-03-02 15:00