【本日注目の通貨ペア】豪ドル/米ドル:米経済指標とRBAキャッシュターゲット

 豪ドル/米ドルは2月26日には0.77853ドルまで一時上昇。しかし、その後は再び軟化し、本日の東京市場では0.77ドル台半ばまで下げて来ている。米国の早期利上げ期待が根強い上、豪州では追加利下げ観測が広がっている。  こうした中でどうしても豪ドル/米ドルは上値が重くなってしまう。ここからの豪ドル/米ドルは、「どこまで下値を切り下げるか」が焦点となるだろう。2月24日安値0.77390ドルを割り込めば、その次のターゲットは2月12月安値0.76435ドルとなる。  今夜は米国で1月PCEデフレーター及び2月ISM製造業景況指数が発表される。また、明日は豪州で1月住宅建設許可件数及び豪中銀(RBA)キャッシュターゲットが発表される。それぞれが「ドル高要因」、もしくは「豪ドル安要因」となる内容だった場合、豪ドル/米ドルはさらに下値を試す流れになると考えられる。  特に注目はRBAキャッシュターゲットだ。この点について、市場のエコノミスト予想は、据え置きと0.25%の利下げに二分されている。実際に利下げした場合は、豪ドル安が比較的大幅に進む可能性がある。また、もしRBA声明において追加利下げの可能性も示唆されれば、継続的な豪ドル売りもあるだろう。(執筆:外為どっとコム 編集担当:サーチナ・メディア事業部)
豪ドル/米ドルは2月26日には0.77853ドルまで一時上昇。しかし、その後は再び軟化し、本日の東京市場では0.77ドル台半ばまで下げて来ている。米国の早期利上げ期待が根強い上、豪州では追加利下げ観測が広がっている。こうした中でどうしても豪ドル/米ドルは上値が重くなってしまう。
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2015-03-02 18:00