日経平均は83円高スタートも買い一巡後は上値重い

 3日の日経平均株価は前日比83円64銭高の1万8910円52銭で寄り付いた。米国株高や円安進行を背景に買いが先行したが一巡後は上値が重く、1万8800円台半ばまで値を戻す場面もみられる。前日の米国株式市場では景気回復期待を追い風にナスダック総合指数が約15年ぶりに5000の大台に乗せた。  個別では、欧州系証券による投資判断の引き上げが観測された協和発酵キリン <4151> や小野薬品工業 <4528> が買われている。16年1月期で増収増益を見込んだピジョン <7956> は買い気配スタート。アスラポート・ダイニング <3069> との資本・業務提携を発表したワイエスフード <3358> も買いを集めている。  半面、シャープ <6753> は売りが先行している。主力2行に資本支援を要請する方針が伝えられた。15年4月期第3四半期で減益の伊藤園 <2593> もさえない。前日急伸したシンフォニア テクノロジー <6507> やフジトミ <8740> などは利益確定売りに押された。(編集担当:宮川子平)
3日の日経平均株価は前日比83円64銭高の1万8910円52銭で寄り付いた。
japan,economic
2015-03-03 09:15