日経平均は11円安で取引終了、過熱感意識され4日ぶり反落

 3日の日経平均株価は前日比11円72銭安の1万8815円16銭と4日ぶりに反落して取引を終了。一方、TOPIXは小幅ながら4日続伸した。  米株高や円安進行を受けて買いが先行し、日経平均は一時1万8900円台を回復したが、短期的な過熱感が意識されて上げ幅を縮小。ドル・円が1ドル=120円を割り込むなど東京時間に円安が一服したこともあって売りが強まり、下げ幅は一時100円に迫った。押し目買いに支えられて下げ渋り、後場はプラス圏へ再浮上する場面もみられたが、上値は重かった。  個別では、16年1月期の増収増益計画が好感されたピジョン <7956> が急伸した。欧州系証券による投資判断の引き上げが観測された小野薬品工業 <4528> や国内証券による投資判断の引き上げが観測されたライト工業 <1926> なども高い。2月の既存店で増収を確保したサイゼリヤ <7581> も人気化した。  半面、1500億円規模の資本支援を要請すると報じられたシャープ <6753> は急落。国内証券による投資判断の引き下げが観測されたJFEホールディングス <5411> も下げがきつかった。委任状争奪戦の思惑買いで連日急騰していた大塚家具 <8186> は5営業日ぶりに急反落した。(編集担当:宮川子平)
3日の日経平均株価は前日比11円72銭安の1万8815円16銭と4日ぶりに反落して取引を終了。
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2015-03-03 15:00