日経平均は一時170円超安、手掛かり材料難で利益確定売り先行
4日の日経平均株価は前日比98円38銭安の1万8716円78銭で寄り付いた。短期的な過熱感が意識されるなか手掛かり材料も乏しく、欧米株の下落やドル・円の弱含みを背景に利益確定売りが優勢となった。下げ幅を170円超に拡大する場面もみられる。
個別では、格付け会社のスタンダード・アンド・プアーズが格下げを発表したシャープ <6753> が下落している。CB発行で潜在的な希薄化が嫌気されたリケンテクノス <4220> も軟調。公募増資を発表したSUMCO <3436> も売りが優勢となった。15年2月期の計画上ブレが報じられたものの、市場コンセンサスを下回る水準だったニトリホールディングス <9843> もさえない。
半面、2月の既存店で3カ月ぶり増収となったアダストリアホールディングス <2685> は堅調。オランダ企業と子宮頸がん発症予防のためのワクチン開発で契約を締結した新日本科学 <2395> も急伸した。15年1月中間期業績予想を上方修正した綜合臨床ホールディングス <2399> も物色されている。(編集担当:宮川子平)
4日の日経平均株価は前日比98円38銭安の1万8716円78銭で寄り付いた。
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2015-03-04 09:15