日立化成は続落、14年3月期業績予想の下方修正が重しに
日立化成 <4217> は4日続落し、朝方には82円安(5.33%安)の1456円を付けた。27日引け後、14年3月期第3四半期の決算を発表。同時に通期業績予想を下方修正したことが嫌気された。
第3四半期の売上高は前年同期比5.7%増の3701億100万円、営業利益は同15.8%増の217億7200万円、純利益は同61.2%増の217億300万円と増収増益を確保した。機能材料セグメントでは、日東電工 <6988> からの事業譲り受けや新規採用の増加などで半導体エポキシ封止材が堅調に推移。先端部品・システムセグメントでは、粉末冶金製品などが順調に推移した。
ただ、タッチパネル周辺材料や銅張積層板や、自動車部品の売上が想定を下回っており、通期の売上高を5000億円から4950億円(前期比6.5%増)、営業利益を310億円から280億円(同18.9%増)、純利益を245億円から230億円(同22.2%増)に下方修正した。第4四半期では、配線板事業の体質強化を目的とした特別損失を計上する予定。(編集担当:宮川子平)
日立化成は4日続落し、朝方には82円安(5.33%安)の1456円を付けた。
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2014-01-28 11:15