日系車の「安全性」・・・中国人の疑念解消には「ESP搭載」=中国メディア

中国メディアの捜狐は2日、中国では日系車の安全性についての議論が常に存在すると伝え、多くの中国人は日系車に対して「あまり安全性が高くないイメージを持っている」と主張する一方、こうした安全性に対する「懸念の声を解消するためには横滑り防止装置(ESP)などの装置を搭載すべきではないか」と論じた。なお、「ESP」はメーカーによっては「ESC」と呼ばれているが、基本的なはたらきや効果はほぼ同じ。
記事は、一部の日系車の安全構造の「不足」が中国人消費者にとっての「ネック」になっていると伝え、リヤバンパーに金属骨格が配置されていないことが批判の対象になっていると主張。さらに、近年はリヤバンパー内に金属骨格を配置する日系車が増えていることは事実としながらも、「それでもまだまだ安全性が高くなったとはいえない」と論じた。
さらに、日系車の安全性に対するイメージを向上させるには、「さらに安全装置を搭載することが求められる」とし、コンパクトカーより大きな車種には一律で横滑り防止装置などの安全性を高める装置を搭載すべきではないかと論じた。
また、日系車でも当然、一部の車種やグレードによっては安全装置が搭載されていることを紹介する一方で、ドイツ系の自動車には多くの車種で安全装置が搭載されていると主張した。
続けて記事は、日系車の安全性は高いというイメージを定着させるには「横滑り防止装置の一律搭載から始めるべき」などと主張。その理由として「中国人消費者は自動車を購入するにあたって、横滑り防止装置とリヤバンパー内の金属骨格の存在を重視する人が多いため」と指摘し、「中国市場独特の実需」との見方を示し、「郷に入りては郷に従えだ」と論じた。(編集担当:村山健二)(写真は捜狐の2日付報道の画面キャプチャ)
中国メディアの捜狐は2日、中国では日系車の安全性についての議論が常に存在すると伝えた。(写真は捜狐の2日付報道の画面キャプチャ)
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2015-03-06 16:45