「日本の加入を歓迎」と中国政府・・・アジアインフラ投資銀行で=中国メディア

 中国メディアの中国証券網は6日、中国政府・財政部の副部長で全国政協委員の朱光耀氏が、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、「日本の加入を歓迎する」と述べたことを紹介した。  記事は、朱光耀氏が「すでに多数の国が署名しているAIIBの了解覚書(MOU)を受け入れるならば、AIIBは(日本に対して)開放されている」と述べ、日本はアジアの重要な国であり、日本もアジアの発展に向けてAIIBで重要な役割を担って欲しいとの見方を示したことを紹介した。  続けて、AIIBは中国の習近平国家主席および李克強首相が2013年10月に東南アジアを歴訪した際に初めて構想が発表された国際金融機関だと伝え、AIIBの了解覚書について、「2014年10月24日に21カ国が北京で署名した」と紹介した。  さらに、アジアのインフラ建設に向けた資金需要をカバーすることがAIIBの目的だとし、AIIBの了解覚書に署名が行われた同じ日に、日米が主導するアジア開発銀行(ADB)の中尾武彦総裁が「AIIBが正式に設立されれば、ADBとしては適切な協力を検討する」と述べたことを伝えた。  一方、中国新聞社は2014年11月26日付で、AIIBに対する日本国内の見方として「ADBのライバル」と伝えており、日本ではAIIBについて“冷ややか”且つ警戒する動きがあると紹介している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中国証券網は6日、中国財政部の副部長で全国政協委員の朱光耀氏が、中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)について、「日本の加入を歓迎する」と述べたことを紹介した。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-03-09 14:00