日経平均は180円安で取引終了、一時下げ渋りも先物主導で押し返される
9日の日経平均株価は前週末比180円45銭安の1万8790円55銭と3営業日ぶりに大幅反落して取引を終えた。
前週末の米国株安に加え、寄り付き前に発表された14年10-12月期GDP(国内総生産)改定値が速報値から下方修正されたことが嫌気されて利益確定売りが先行。下げ幅を一時230円超に拡大した。ドル・円が121円台を回復したことで下げ渋り、後場寄り直後には下げ幅を90円程度に縮小したが、先物への断続的な売りに押されて押し返された。
個別では、15年4月期業績予想の下方修正が引き続き嫌気されたgumi <3903> が連日でストップ安配分された。ユニーGHD <8270> とファミリーマート <8028> との経営統合報道で前週末に急伸したさが美 <8201> は利益確定売りに押された。データセンターの一部譲渡に伴い特別損失を計上すると発表したシーイーシー <9692> も安い。スマホ向けゲーム「バトルブレイブ」iOS版の配信時期を未定としたアクロディア <3823> も軟調。
半面、再保険世界大手の仏スコールへの資本参加を正式発表した損保ジャパン日本興亜ホールディングス <8630> は買いが先行。ヤマダ電機 <9831> による住宅事業テコ入れ報道が好感されたヤマダ・エスバイエル <1919> も物色された。15年10月期第1四半期で2ケタ増益のカナモト <9678> も高い。(編集担当:宮川子平)
9日の日経平均株価は前週末比180円45銭安の1万8790円55銭と3営業日ぶりに大幅反落して取引を終えた。
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2015-03-09 15:00