太洋工業はストップ高買い気配、食品用ラップと同等の薄さの片面ＦＰＣを開発

　太洋工業 <6663> は８０円ストップ高の４７７円買い気配。９日、極薄片面ＦＰＣ（フレキシブルプリント配線板）を開発したと発表し、買い注文を集めた。 　厚みは１０マイクロメートルで、食品用ラップフィルムと同等。医療用ウエアラブル機器で必要とされる基板として開発したもので、薄型化に伴う柔軟性の向上や軽量化により人体に装着した際の違和感を大きく低減することが期待できる。 　すでに一部の先端医療開発用途にサンプル出荷を開始したが、当面の業績に与える影響は限定的とした。（編集担当：宮川子平）