アップル「iPhone6 Plus」・・・大画面化は「Androidスマホ」の魅力を下げた?=米華字メディア

中国メディアの騰訊科技は8日、米メディアのビジネスインサイダーの中国語報道として、スイスの大手銀行UBSが米国、英国、イタリアおよび中国の計4000人のスマホユーザーを対象に調査を実施し、米アップル(Apple)社のスマホ(スマートフォン)である「iPhone」のユーザーについて、およそ3分の1がもともとは韓国サムスン電子のスマホを使用していた「乗り換え組」であることが分かったと報じた。
記事は、米アップル社のiPhone 6 Plusが大型ディスプレイを搭載したことで、「消費者にとってはAndroidスマホを購入する理由を1つ減ったことになる」と報じた。
さらに、多くの消費者がAndroidからiPhoneに乗り換えた理由は主に2つあるとし、1つは「iPhoneのブランド・ロイヤルティが競合機種より高いこと」を挙げ、もう1つの理由として「アップルは消費者が関心をもつ機能において競争力を高め続けられていること」を挙げた。
続けて、UBSの調査でわかったこととして「iPhoneは顧客維持率が高く、84%に達した」と紹介し、サムスンの55%を大きく上回ったと紹介し、サムスンのスマホからiPhoneに乗り換える消費者が多く存在したものの、「その逆の流れはほとんど見受けられなかった」と論じた。
また記事は、サムスンにとって中国スマホメーカーの躍進は「一定の圧力につながっている」とし、中国スマホメーカーは価格優位を通じてサムスンの利益を削り続けていると指摘。さらにサムスンが「iPhoneからの乗り換え」の流れを生み出すためにはiPhoneにはない機能を搭載する必要があるとの見方を示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:(C) manaemedia/123RF.COM)
中国メディアの騰訊科技は8日、米アップル(Apple)社のスマホであるiPhoneのユーザーについて、およそ3分の1がもともとは韓国サムスン電子のスマホを使用していた「乗り換え組」であることが分かったと報じた。(イメージ写真提供:(C) manaemedia/123RF.COM)
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2015-03-10 10:15