日経平均は125円安で取引終了、先物主導で一時210円超安

 10日の日経平均株価は前日比125円44銭安の1万8665円11銭と続落して取引を終えた。  朝方は米国株高を背景に買いが先行し、日経平均は上げ幅を一時130円超に拡大。ただ、週末のSQ算出を前に積極的な買いはみられず、利益確定売りが上値を抑えて伸び悩んだ。ドル・円が一時122円台を回復したものの株式市場の反応は薄く、日経平均は後場に入って値を崩し、下げ幅を210円超に広げる場面があった。  個別では、国内証券による投資判断の引き下げが観測された日本製紙 <3863> が軟調。15年10月期第1四半期で営業赤字転落の東日本ハウス <1873> も急落した。15年4月期業績予想の下方修正が嫌気されたgumi <3903> は3連敗。前場に高値を更新したドンキホーテホールディングス <7532> は利益確定売りに押された。公募増資を発表したラオックス <8202> も安い。  半面、外資系証券による投資判断の引き上げが観測された荏原 <6361> は買いが優勢となった。16年1月期の増収増益予想や増配計画を好感されたポールトゥウィン・ピットクルーホールディングス <3657> は東証1部で値上がり率トップ。15年9月期業績予想の上方修正が株式分割を発表したFPG <7148> も高い。(編集担当:宮川子平)
10日の日経平均株価は前日比125円44銭安の1万8665円11銭と続落して取引を終えた。
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2015-03-10 15:00