だから「日本製品」・・・中国製品は「消費者ニーズ」に応えていない=中国メディア

中国メディアの中国日報網は9日、2015年の春節(旧正月)期間中に約45万人の中国人観光客が日本で約60億円もの消費を行った可能性があることを伝え、中国人観光客が日本で買い求めたのは日本の“厳格な規格”であり、日本企業のクオリティ・コントロール(品質管理)によって生産された商品だと論じた。
記事は、中国人観光客の“爆買い”によって一部の商業施設では洗浄便座が「品切れ状態」になったと伝え、個人消費が低迷する日本経済にとって「一定の刺激になったのは間違いない」と主張。さらに、中国国内における春節期間中の消費には力強さが見られなかったことを指摘する一方で、中国では特に大都市圏において需要が「より良いものを求める」構造へと変化しつつあり、中国企業の製品はこうした需要に応えられていない現状があることを紹介した。
さらに、春節期間中に日本を訪れた中国人は中国の13億人以上いる国民のうち中所得層以上に属す、ごく一部の人であるとしつつも、「彼らが訪日し、日本で洗浄便座や電気炊飯器を買い求めた事実は中国市場に良質な商品が欠けていることを映し出すもの」と主張。
また、日本のファッションブランドであるユニクロが「ライフスタイルの提案」によって中国で店舗数を拡大していることを指摘し、日本の家電量販店で洗浄便座が品切れになり、ユニクロが中国で店舗数を拡大していることの背景には「中国の消費者が日本企業の厳格な品質管理によって生産された商品を認めていること」などがあると主張した。
一方で記事は、中国製品は中国人消費者が求める「現代の生活」の需要に応えきれていないと指摘。中国人観光客が日本で買い求めた洗浄便座は中国で生産されたものだと紹介する一方、中国人観光客が求めたものは単なる「日本メーカーの洗浄便座」ではなく、日本企業の厳格な規格に基づいて生産された商品であり、日本企業のクオリティ・コントロールによって生産された商品なのだと論じた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)
中国メディアの中国日報網は9日、中国人観光客が日本で買い求めたの日本の厳格な規格であり、日本企業のクオリティ・コントロールによって生産された商品だと論じた。(イメージ写真提供:123RF)
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2015-03-10 16:30